CONCEPT

[ room design factory の想い ]

築100年を超えた伝統工法の建物と出逢い、古民家再生をする所からRDFは始まりました。 伝統的な価値ある建物が数多く取り壊される一方で、画一化された名ばかりの自由設計やメーカー主導のカタログで選ぶ材料など、まるで車のオプションを選ぶような家づくりがもてはやされる現状に、疑問を感じていました。
100年先も続く家、自分の孫が住みたいと思う家。古い建物から学んだことを活かし、今の暮らしだけでなく、未来にそこに住む人まで豊かになるなるような…そんな家づくりを。
RDFは頑固なまでに、大事にします。

[ 私たちが大事にしていること ]

1.100年先も住み続けられるホンモノの家であること

住宅の本来の目的は雨風をしのぐ事であり、永くその性能を発揮する事だと考えます。
クライアント主導の自由設計では間取り優先の構造的に不利な設計になってしまいがちです。
庇を深く取る、2間以上柱を飛ばさない、開き戸ではなく引き戸を基本とする。
シンメトリーのバランスのいい間取り、平屋であり、かつ軽い事、なぜ無垢材なのか?など
永く『住む』ことを一番に考え、経年変化を経て価値が上がっていく。
そんな本物の家を提供します。

2.家族とともに時を紡ぎ、孫に渡せる家であること

流行りの造形を追うのではなく、尺貫法にも現れる本来日本人の持つ感覚を設計にいかしいつの時代も価値の変らない住宅をひとつでも多く残したいと思っています。 日本人の家づくりに対する感覚は尺貫法(※)にも現れています。
子だけでなく50年後に孫が「住みたい」と思える建物を建てませんか?
※尺貫法…古来より日本で使われていた長さや面積の単位。戦後は、建築においてもメートル法が取り入られてきましたが、今でも特に木造住宅においては尺貫法が身近な存在として使われ続けています。

3.メンテナンスが容易で維持しやすい家であること

RDFでは平屋、切妻屋根を基本とします。
足場を架けずとも脚立でメンテナンスができ、屋根に谷がない事で雨漏りのリスクがなくなります。
庇を深くし夏の日差しを遮る事。
建物の敵は雨と太陽です。庇を深くする事で夏の日光を遮り、外壁にかかる雨を最小限にします。
新建材を使わず、無垢材を使用し見せる事。
木材の敵はシロアリと腐朽菌です。無垢材をみせる事により毎日目視で家の健康状態がチェックできます。
既製品ではなく職人さんの手でつくる事。
既製品の方が安くて精度もよく一見良さそうですが、部品供給がなくなった時点でメンテナンスが出来なくなります。職人さんの手で加工された無垢材の建具や家具は100年前のモノでも修復が可能です。10年先の事を考えれば必ずコストは有利に働きます。

4.建築は『御用聞き』であること

建築はメンテナンスフリーではありません。
台風被害にあったり、外壁のコーキングが切れたり、エアコンの調子が悪かったり、色々あります。
僕たち建築屋は御用聞きだと思っています。災害があった時、雨漏りかな?と心配になった時、
すべての建築に関する全ての悩みは僕達建築屋に聞いてください。
時代劇で大工さんがオカモチ持って家の調子はどうだい?って聞いてるアレです。

5.古い建物に関わる事

RDFでは古い建物の修復、コンバージョンも多数関わっています。
先人の知恵、職人さんの技術の継承が根底にあり、その上に今の建築が成り立っていることを古民家再生を通し学びました。
古い建物にはそれぞれの余白があり、住み手が創意工夫をする事によりその隙間を埋めてその時代の快適な空間をつくっています。(リフォームが容易でフレキシブルである)
また逆に埋めている隙間(襖など)を取り払う事で、より広い空間で沢山の人の集う事を可能にします。
伝統的な建物は屋根と外観が先に設計され、柱の内側で部屋を仕切っていく考えかたです。
僕が思う結論は、日本の住宅はハコであり、その箱の集合体なんだと考えます。
RDFの平屋と切妻の考え方は古い建物から学んだ今時点の結論でもあります。

6.家だけでなく価値ある家具(モノ)まで提供すること

住宅はハコという考え方が正解ならば、そこに置く家具が建物の『設え』を決定します。
新築時に家具や照明などに予算が廻らず思い描いた新居にならない状況を沢山見てきました。
建物はイメージ通りに仕上がっても『設え』が上手く行かなければこれほど悲しい事はありません。
カリモク60やハーマンミラーなどのミッドセンチュリーの価値ある家具までを設計で提案できる事が建築屋としての最高の喜びだと考えます。

PROFILE

Room Design Factory ショップ担当

野口 志津子Shizuko Noguchi

佐賀県武雄市出身
会社員、結婚出産を経て
Room Design Factory 店長

Room Design Factory 代表

野口 龍司Ryoji Noguchi

長崎県佐世保市出身
中堅ゼネコン、ログビルダー、地方ゼネコンを経て
2013年2月にRoom Design Factoryを設立

[ 代表プロフィール ]

資格

  • 一級建築施工管理
  • 佐賀県ヘリテージマネージャー
  • 古民家鑑定士一級
  • ルームデザインファクトリー建築士事務所
    佐賀県知事 第1775号
  • 建設業許可 佐賀県知事 許可(般-30)第11967号

略歴

  • 長崎県立佐世保工業高等学校 建築科卒
  • 中堅ゼネコン、ログビルダー、地方ゼネコンを経て
  • 2013.2.13 roomdesignfactory 設立
  • 2014.2.22 roomdesignfactory ショップオープン
  • 2017.9.1 株式会社ルームデザインファクトリー

人物像

  • 好きなこと:変わらない日常
  • 好きな人:西郷隆盛(笑)
  • 座右の銘:it could happen to you (あなたに降る夢) 

メッセージ

インテリアショップオーナー、設計事務所、工務店、と様々な職種が肩書としてあるので総称として『建築屋』と名乗っています。 衣食住のなかで 住む という事が人より少し得意で好きなので、『住む』をもっとおもしろくをテーマに鋭意活動中です。

[ 会社概要 ]

社名room design factory Ltd.(ルームデザインファクトリー)
代表者野口 龍司
所在地佐賀県 小城市三日月町久米2120-2
TEL0952-72-7008
設立2013年2月13日設立 2017年9月法人化
登録ルームデザインファクトリー建築士事務所 佐賀県知事登録 第1775号
建設業許可 佐賀県知事 許可(般-30)第11967号
事業内容住宅・店舗における新築、リフォーム、古民家コンバージョン、
リノベーションの設計および施工、管理。インテリアショップ運営